ファミリーケアクリニック吉祥寺在宅医療とは、病気の発症時に自宅に駆けつける「往診」とは異なり、病院に通えなくなった方を「定期的に診療を行う」医療のこと。既に余命宣告されている方なども、痛みをなるべく減らして安らかに亡くなっていける手助けをする(緩和ケア)。国内トップクラスの救急病院で勤務する傍ら、途上国や過疎地でも医療活動を行ってきた中西貴大氏が吉祥寺に拠点を構えてクリニックを設立するにあたり、クリエイティブディレクションを依頼を受けた。Detail新型コロナ真っ只中であった2022年、武蔵野市吉祥寺に在宅医療を専門としたクリニックを開業。在宅とはいえ、今の時代は様々なデバイスの発達に伴い、診療できる範囲も相当に広がっており、質の高い医療をご自宅でも受けることができる。ファミリーケアクリニック吉祥寺が大切にしている価値観は、医療的観点の正しさのみを押し付けないこと。患者様やそのご家族それぞれに人生があり、また価値観がある、そういった背景を踏まえながら、できる最善の医療を目指す。その医療の質の高さと物腰の柔らかさのバランスが高い次元で伝わることをコンセプトにした。ホームページへあとがき在宅医療を知るために私たちも100名以上の患者さま宅に同行させていただいた。バイタルを計るなど非医療者でもできることは行なったり、患者さまやそのご家族とも触れあう中で、これからの超高齢社会の日本に必要不可欠なものであると、改めて感じた。将来の親や自分たちの姿とも重なり、決して人ごとではない在宅医療。日本は諸外国に比べ、圧倒的に普及率が低くその理由は様々あるが、当事者側の理由のトップは「家族に迷惑がかかるから」。決してご自宅で過ごせることへの喜びだけでなく、そういった不安や言いづらいことも全部受け止めて、医療者の前に人としてどう接するかを考えている院長の中西さんはじめファミリーケアクリニック吉祥寺の皆さんは、とても良い笑顔で笑います。